土曜日の朝、テーブルの上に置いてあった父の日のプレゼントに気づかずに、そのまま出勤しました。毎週土曜日は、糸島お客様づくり実践塾の日です。会社はいちおう定休日となっています。

いつもなら、3駅約4.7kmの道のりを歩いて出勤するところ、この日はあいにくの雨で電車通勤でした。妻からの写メで父の日のプレゼントに気づかされました。

たぶん、初めてもらった息子からの父の日のプレゼント(保育園でつくった似顔絵付きの湯飲みやマグカップ以外では)。ぼくの大好きなビールのおつまみのナッツに、虎屋の羊羹が入っていました。ちゃんと見てるんだなぁ。

その息子(長男)も、いよいよ11月には20歳になります。もう小さな頃のようにくしゃくしゃっと接することはできなくなっちゃったけど、よくここまでたくましく成長してくれたなぁと、うれしさが込み上げてきます。

ぼくは父から厳しく育てられたこともあって、父親になりたての頃は、子どもたちを厳しく叱ったり、頭を押さえつけるようなところもありました。その度に、子どもたちの辛さ同様に、ぼくの心も痛んでいました。子どもたちの目から輝きが失われていく瞬間、そうしている自分が嫌になっていました。

ぼくは大人になってずいぶん後から、父の厳しさはありがたかったと振り返れるようになったけど、子どもの当時、そういう父が大嫌いでした。大嫌いな父の姿をなぜトレースしている自分がいるのか、自分でもよくわかりませんでした。

ある時から、ぼくは家の中で父親をがんばることをやめることにしました。すべてありのままを受け入れるように心がけました。そしてできるだけ自分も家族と一緒に、今ここにいる時間を楽しもう、そう思い直しました。

それからだんだん、笑いの絶えない家庭になっていきました。毎日、どこかで子どもたちの大きな歌声が聞こえるようになり、リラックスしている気持ちが伝わってくるようになりました。今日の出来事を話しながらさりげなく肩を揉んでくれたり、いろんな相談をしてくれるように変わっていきました。

父の日のプレゼントを手に取りながら、30年以上会っていない父のことや、自分がなりたての父親だった頃のことを少し思い出していました。タイヨウありがとう。